ごく親しい知人に不幸なできごとがありました。
先週金曜の朝9時頃、大通りという街なかで「VF/心室細動」に襲われました。
出勤時にクルマに乗る直前だったようです。
通りの向かいにいた方が気づいてくれて、救急車を呼び、隊員の方がAEDを使用して蘇生してくださいました。が、その日は意識はもどらずCCUに入院しました。
以下、Wikipediaからの引用です。
「人間の脳は呼吸が止まってから4~6分で低酸素による不可逆的な状態に陥る。2分以内に心肺蘇生が開始された場合の救命率は90%程度であるが、4分では50%、5分では25%程度となる(ドリンカーの生存曲線、カーラーの救命曲線 双方の違いは鏡映しになっている事だけ)。したがって、救急隊到着までの数分間(5~6分)に「現場に居合わせた人、いわゆるバイスタンダーによる心肺蘇生」(バイスタンダーCPR)が行われるかどうかが救命率を大きく左右する。」
・・・とあり、倒れてから蘇生されるまで10分以上経っていたと思われたので、せめて命だけはと皆で祈っていました。祈るしかないのです、この場合。
それが何と!おとといあたりから反応が見られ、昨日ははっきりと意識が戻り、今日は経口食を食べようかというまでに回復してきています。バケモノだぁ〜〜〜!!!
こんなこともあるのですね。奇跡としか言いようがないです。
専門医にも説明がつかないこのような事例がまれにあるそうです。
軽々しく書く話ではないのですが、AEDの必要性を実感させられました。
医院には常備していますが、自宅やクルマにもAEDが必要なんじゃないかと思いました。
とにかくホッとしています。