東日本大震災と歯科
 私は岩手県歯科医師会では、総務室という委員会に所属しています。
昨年の大震災について岩手県歯科医師会としてまとめた冊子を、他の委員会と合同で現在編集中です。過去の大震災、新潟中越沖地震、新潟県中越大震災、阪神・淡路大震災などでも各県の歯科医師会が活動のまとめの報告書をそれぞれ作製されています。一般の方々は目にする機会がないかもしれませんが、各県の県立図書館には必ずあると思います。

 我々歯科医師の使命として、悲しいことですがこの様な大きな災害や事故などで亡くなられた方のお口の中の所見を記録するという業務があります。よく「歯形が一致した」とかいうあれです。
実際は歯形を採るわけではなく、所見=「どこが欠損で、どのような治療がされている」といったことを記録するのですが。それを元に膨大な数の治療カルテと照合することで、身元が分かる訳です。指紋と同じことで、異なるヒト同士が全く同じ治療をしていることはまずあり得ません。ただし全く歯が無い方や、全く治療がない場合は難しいのですが・・。

 今回は津波と言う予想外の災害のために沿岸部の歯科医院も被災して、治療の情報を記録していた電子カルテ=コンピューターが無くなってしまい、身元の特定がさらに難しくなってしまったことがあります。今後は何らかの手段が考えられることと思います。

 いずれにしても冊子の作製は始まったばかりですが、6月の発行を目指して各委員は頑張っています。
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by tak-dc | 2012-04-24 19:01
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患者さんの体験談、当医院の内外や盛岡市の出来事を不定期に更新しています。
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