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保険診療の矛盾について
 きのうは歯科医師会館で岩手社会保険事務局の係官が来て「平成18年度歯科集団指導」というのがありました。われわれ保険診療を行っているすべての開業医は、県からの許可を受けて医院を開業しています。保険診療では診療行為ごとすべてに料金が決まっていて(しかも他国と比べて著しく安い)、治療内容の合計金額の3割を患者さんから現金でいただき、残りの7割はレセプトという請求書を作って社会保険事務局へ請求する仕組みです。じゃあやれば何でも請求できるかと言うととんでもない話で「このときはいいけど、このときはダメ」と言うように、絶対覚えられないくらいの縛りが数限りなくあります。しかもそれは医学的におかしいことが多々あります。
 そのレセプトは患者さんごと1枚1枚事務局で審査され、縛りに通らないと「査定」といってお金が支払われません。さらには年に1回「個別指導」と言うものがあって、厚労省あるいは県の役人が各県で数名、医者を呼び出してカルテや模型、技工の指示書、日計表のごまかしが無いかを調べあげることになっています。問題はその選び方です。患者さん1人あたりの請求が多い医者上位5名というやり方です。きのう事務官の口からはっきりそう聞きました。請求が多いから何で指導に当たるんでしょうか?開業して間もなく患者さんが少ない医院は、時間が空いてるから治療する歯があれば当然治療回数が多くなって請求額も多くなると思います。これがなんでいけないんでしょうか?仕事をしなければ銀行からの借金を返せませんし、経営が成り立ちません。これは明らかに厚労省つまり政府が「萎縮診療」をしろと言っているのです。悪いところがあっても治療は適当にしとかないと罰を与えますよということです。私はすごく腹が立ちます。こんなんで良いと思いますか?
by tak-dc | 2006-12-21 21:17 | 診療日誌
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